オクサレさまは不登校の高校2年生
ここでは我が家の大切なオクサレさまについて、記録していこうと思っています。オクサレさまをお祀りしている一家が、その日常で感じた思いなどを記していけたらと思っています。
さて、オクサレさまとは何でしょうか?
我が家には、私たちがオクサレさまと密かに呼んでいる方がいらっしゃいます。我が家に来てから17年になります。人間でいえば、高校2年生にあたりますね。性別は男子になります。
なぜ、彼をオクサレさまと呼んでいるのかと言えば、反抗的で、短気で、何かにつけてすぐに「ふてくされる」のが得意技だからです。
親としては、「また、すぐふてくされて」「あの、ふてくされが」などと言いたくなるわけです。言葉というのは不思議なもので、「あの、ふてくされが」なんて言っていると、相手への憎しみやらいら立ちやらが増幅されますね。
でも、そこに「お」をつけて丁寧に、「おふてくされになっている」などと言えば、いくぶん気持ちのささくれも和らぎます。「おふてくされ」が言いにくいので、略して「おくされになっている」と言っています。さらに「さま」までつけて、オクサレさまと呼ぶことにしたのです。
なんだか、ありがたみすらわくようになってきましたね。
オクサレさまは、仮想世界におこもり中です
オクサレさまは、気難しいところもあり、扱いを間違えると、祟り神になることがあるので、注意が必要です。とはいえ、オクサレさまの考えていることがわからないので、トラブルになることもしばしばです。
最近、オクサレさまは、さらに難しい修行に入られたようです。
オクサレさまは現在、我が家にて、おこもりをされております。
しばらく前まで通われていた高等教育機関に飽きられたご様子で、昨年度末より通わなくなり、本年度は一度もお通いではありません。
日々、神棚の奥で、他の神々と通信し、仮想世界にはびこる敵を倒す訓練にあけくれておられます。
このままでは、人間界でいう留年となるわけですが、オクサレさまにとっては些細な出来事。意に介しておられぬご様子です。
高等教育機関の使者の方々からご連絡をいただくのですが、オクサレさまは関心を示さず、間に入っている私どもも頭を抱えるばかりです。
振り返れば、オクサレさまは、私たちが知る17年前より、普通とは異なる感性、考え方をお持ちであるため、お祀りする私どもも、どのように接するべきか、長年悩んできました。
また、人間界の物差しで計られることを嫌われるため、オクサレさまへの信仰がない方々との軋轢もたくさんありました。ちなみに教育機関に通うことを拒否されたのは、今回が3回目となります。
そのたびに、間に入って思いつく対策はしてきたつもりですが、お祀りしている私どもも異端と見なされることもあり、大変でした。また、対策自体も正解がないので、正しいのかどうかすらもわからず、ずいぶん悩んできました。
でも、一番大変だったのは、異端とされ、教育機関で普通に過ごしにくかったオクサレさま自身のように思います。
それでも、時には、親も辛い!!と叫びたい
一番辛いのは本人ですよ。寄り添ってあげてください。あたたかく見守りましょう。
そういった言葉を、もう何度も言われたように思います。そして、それはじゅうぶんに理解しています。おかげで、大概の事ではすぐにキレたりしなくなりました。勝手にアンガーマネージメントされてしまった感です。
オクサレさまだって、本人には悪気がないことが多く、ただ好きな事だけをして、部屋で大人しく鎮座しているだけの存在です。荒ぶる神ではないため、人様に迷惑をおかけするようなことはないわけです。
ただ、中身が年齢に比べてとても幼くて、何事もだらしがなく、何度言っても約束も守れません。言うことは聞かず反抗的で、片付けることができないので、部屋は食べ散らかし、脱ぎ散らかしの汚部屋です。
そのうえ、勉強は一切せずに一日中ゲームばかりしているという、オクサレっぷりです。
全ての物事よりゲームを優先しているため、ゲーム中に話しかければ怒鳴ります。かと思えば、こちらの都合はお構いなしで話しかけてきたり、用事を頼んだりしてきます。
全てにおいてめんどうくさがって、時間があるにもかかわらず散髪にもいかず、目が悪いのに眼鏡もつくりません。どうせ勉強しないから、黒板が見えなくても関係がないそうです。髪を切るように言えば、大声を出して威嚇します。
せっかく作った食事も気に入らなければ「お腹がいっぱい」といって残し、後からカップ麺など好きなものだけ食べています。
ゴミはゴミ箱に。脱いだ服は洗濯に出す。野菜も少しは食べる。決められた薬は飲む。脱いだ靴は揃える。使用後のトイレの扉は閉めるなどなど。幼稚園児に教えるようなことを、何度も繰り返して、しかも怒らずに冷静に伝えてきましたが、一向に改善されません。
本人が改善しようと、これっぽっちも思っていないのです。自分は困っていないからだそうです。
ご本人はよろしくても、一緒に暮らしている私たちは困りますね。毎日がこんな調子なので、相手の欠点ばかりが目につき、イライラしたり、口うるさくなりますよ。言ったところでムダだし、関係が悪くなるだけとわかっていても、注意せずにはいられないですもんね。
当然、かなり怒ったり、ぶつかったりもしてきました。ケンカが絶えない日々です。
それでももうオクサレさまもこの年齢になると、親の言うことは聞きません。反抗しない場合は、「わかった」と了承したように見せて、実際は何もやらないという手にでます。こちらから見れば「嘘をつかれた」となるわけです。
そんなオクサレさまが、ついに学校までもめんどうになったのか、いかなくなってしまいました。ちなみに、学校へ行けと怒って家から追い出せば、どこかに逃げて夕方まで行方不明(夕方にはゲームをしに帰宅する)になります。
・・・・これを、あたたかく見守るわけです。
いかがでしょうか?この荒行にチャレンジなさいますか?
いやいやいやいや、無理なんですけどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
寄り添うって、どうやってですか?もう疲れたんですけどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本人が辛い?好きな事だけやってて楽しそうですよ?私の方が辛いんですけどーーーーーーーーーーーーーーー
もうひとり子がいますが、いたって普通です。なんでオクサレさまはこんなに育てにくいのでしょう。いい年をして、身の回りのこともまともにできません。トラブルばかりでこちらがおかしくなりそうです!!
親とはいえ、正直に本音を言ってしまえば、こんな気持ちです。親とて人間。聖人君子ではありません。
自分の子どもなのでかわいくないわけがないのです。ただ、毎日がこんな調子だと、いらだちや怒りの方が先に出てしまいますし、親だって、時には、辛い!!と叫びたいわけです。
親のケアも大切です
我が子を、こっそりオクサレさまと呼ぶなんて!と不快に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そのように呼ぶことによって、ちょっと怒りが逸らせるような、怒りの導火線がながくなるような、そんな気がしているのです。呼び名だけでも軽くして、ストレスを軽減しようというわけです。
オクサレさまのことで、病院やらカウンセラーやら先生やら、様々な方に相談をしてきました。ただ、それはあくまでオクサレさまをどうしていくか、何が最善か、が議題となるので、親も辛いんですっていうことは、一切触れられません。
むしろ、親はしっかり子どもの様子を観察し、関係機関と密に連絡を取り、反抗されても適度な声かけは忘れず、大きな気持ちで焦らず見守り、将来のため次善の策を練る的な、かなりハイレベルなミッションが課せれます。
気が休まらないどころか、不安とプレッシャーで、人生ではじめてメンタル不調になるほどでした。
しかし、オクサレさまを放っておいて、寝込むわけにもいきません。そして、気軽に親のこころのケアを相談できるところがあるわけでもなく、孤立無援で、正解のない問題に取り組むわけです。
正直、しんどいです。これが高じると、子どもに八つ当たりするとか、もしくは自分がうつ病になるとか、どこかにゆがみがでてきてしまいます。
子どものケアも大切ですが、それを支える親のケアも大切だなと、ほんとうに実感しています。
オクサレさまと呼んでみるとか、小さな事でもいいので、ガス抜きは必要です。メンタル危機の記事でも書きましたが、自分なりの気分転換はとても大切だと思います。
気持ちを誰かに話してしまう、吐きだすのはとても大事です。信頼できる人でも、赤の他人でも構わないと思います。私も聞くことならできます。親が溜め込まないことが、世のオクサレさま達にとっても良い効果があると思っています。
こちらは、ココナラの私のページです。登録だけはしましたが、まだ一度も使っていません(笑)でも、いつでもお話うかがいますよ。私以外でも、傾聴が得意な方も多数いらっしゃるようなので、そういう方に聞いてもらうのもGOODです。
とにかく溜め込んでしまわないようにと願っています。
溜めこむ前に吐きだしましょう☆お悩み、愚痴伺います モヤモヤする!辛い!ちょっと聞いて!何でもOK♪じっくり傾聴今後、我が家のオクサレさまの過去のトラブルや対応方法、小中高3回の不登校、また日々の困りごとやイライラなどの記事を書いていきたいと思っています。
少しでも何かの参考になったり、同じ悩みを持つ方の息抜きになればうれしいです。
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