ご挨拶

猫の手商会管理人への業務依頼

えー、管理人の「みろっく」です。

本日はお日柄もよろしく、このようにたくさんの皆様にお集まりいただき・・・

ちょっと、ちょっと、誰もいないけど?

ごめん、1回、社長あいさつ的なものがやってみたかったもんだから、つい・・・・

突然「思秋期」がきてしまった

みなさんは「思秋期」って聞いたことありますか?

思春期が、少年から大人への移行期間だとすれば、思秋期は、大人から老人への移行期間を指します。

年齢的には、40-50代といったところでしょうか。子供が成長し、職場でも重要ポストからはずれ、公私ともに必要とされていないと感じたり、身近な人との死別で今までにない喪失感、孤独感を味わったり。体力・記憶力などの衰えを感じたり、病気が見つかったり。この時期、今まで無関係だった問題に直面することがあります。

若いころと変わりなく過ごせている方もいらっしゃいますが、私も思秋期体験しました。

私は、長年同じ職場で事務のパートをしていて、任された仕事もあり、職場の同僚と休み時間には楽しくおしゃべりして、定時に帰って・・・の生活を毎日繰り返していました。

しかし、ある日、「自分の人生はこのままでほんとうにいいのだろうか」「残された人生をどうやって生きていったらいいのだろうか」と突然考えはじめるようになったのです。中学生ぐらいにもありましたね?「自分は何のために生まれてきたのか」なんて考えちゃうやつ。あれに似ている感じです。

きっかけは思い当たらないんです。パート先にも、家庭にも追い詰められた悩みがあったわけではなく、ありがたくも平穏な毎日だったので。ただ、数年前に、ダンナのご両親と私の父を病気で相次いで失くしてしまい、「ああ、父と同じ年で死ぬとしたら、私の人生も案外終わりが近いな」「体が動くうちに、やりたいことをやらないと後悔しそうだな」と思ったことがありました。

今のままの生活をしていていいのかな・・・と毎日漠然と考えていたところ、左足に病気が見つかりました。命に別状はないのですが、徐々に悪くなる病気で、いずれは歩くことが辛くなるらしいのです。これは、かなりショックでした。

長年お世話になったパート先を辞めました

パート先にいると、動くことも多く、足が痛くても無理をしてしまいがちです。どうせ足が悪化するのなら、元気に動ける時間を、仕事のためではなく、家族と自分のために使いたいと思うようになりました。

とはいえ、慣れ親しんだパート先です。収入源が減るのも痛いけど、パート仲間とのお別れも寂しい。もしも、また仕事を見つけたいと思っても、この年齢で、たいしたスキルもなく、しかも足が悪いとなれば、どこも雇ってくれないだろうという不安から、しばらくは決心がつかなかったです。

しかし、足が悪くなったのは今までとは違う道へ行く転機なのではないか?いったんスローダウンして、これからのことを考えた方がいいという事なのではないか?と、思秋期まっさかりの私は考えるに至り、パートを退職することになったのです。

人生はじめてのことばかりの1年間を過ごしました

さて、仕事も辞めて、久々に時間ができたし、のんびりしちゃおうかなー

と思っていたのですが、その後、はじめてのことに遭遇&挑戦することになりました

・はじめてのメルカリ
・はじめてのHP作成(このHPのことです)
・はじめての職安
・はじめての職業訓練校
・はじめてのオンライン面接
・はじめての在宅ワーク

それから、久しぶりに資格取得試験も受けました。
・MicrosoftOfficeSpecialist Word
・MicrosoftOfficeSpecialist Excel
・簿記3級(人生2度目)
職業訓練校に通っている3か月の間で、すべて合格しました。

こうやって書いてみると、我ながらなかなか濃い1年弱だったなぁ。

これからをどう生きるか

パートを辞め、はじめてのことに挑戦し、新しい仕事を見つけて・・・相当ポジティブでバイタリティあふれる人なんでしょう?って思いますよね。

いえいえ、むしろ反対なタイプです。考え方はネガティブだし、シャイな性格だし。しかも、年だし、スキルないし、足が悪いしの三重苦。足が悪くならなければパートが続けられたのに・・・と落ち込んでみたり。

そんな時読んだのが、昔から好きなみうらじゅんさんの「マイ仏教」という本です。仏教の考え方が、みうらじゅんさんの解釈でわかりやすく、面白く書いてあります。その中に、「ポジティブにあきらめる」という言葉がありました。

「死んだら何も残らない」と、自分に言い聞かせるのも修行のひとつです。何だか生きるのをあきらめているように聞こえるかもしれません。しかし、「あきらめる」という言葉はもともと仏教用語で、真理を明らかにするというのが語源です。現代では悲観的に用いられることが多い「あきらめる」ですが、「人はいつか死ぬ」と覚悟をした上で生きるんだと、あきらめて考えればいいのではないでしょうか。

「マイ仏教」みうらじゅん

人は老いたり、病んだりします。そんな時は、いったん「あきらめて」、その状態の自分が出来ることや、やりたいことを再度考えてみるのがいいのかもしれません。苦しければ立ち止まるも良し。何か別の道に踏み出せば、目の前に今まで見えなかった景色が見えてくるので、新しいゴールを目指すも良し。または、今までとは違った景色に戸惑っているうちに、自分の目線にあった何かが向こうからやってくるかもしれません。

退職後は少々ネガティブな気持ちでいましたが、そうか、これは自然の流れの中では当然なことなんだな。年齢や身体に合わせて「あきらめて」いいんだな。と考えられるようになり、私の思秋期の悩みもずいぶん軽くなってきたように思います。

在宅のフリーランスをはじめました

そして現在は、「はじめての在宅ワーク」に挑戦し、事務の仕事を請け負っております。

私が本格的に就職活動をはじめた時期が、ちょうどコロナ禍と重なり、子供たちは休校で家にいますし、外出自粛で就職活動も難しくなっていました。それならばと、オンラインで就職活動も仕事もできる、在宅ワークを探してみることにしたのです。在宅ワークなら足に不安があっても働くことができるのではないか?と以前から興味を持って調べていたので、これを機会にチャレンジすることにしたのです。幸い、委託してくださるところが2か所見つかりました。かけだしにもかかわらず委託くださった企業様には心から感謝です。

ポジティブにあきらめてから数か月、自分の出来る範囲で頑張って新たな道を模索した結果、希望であった在宅ワークをはじめられることになりました。スキルは普通レベルですが、自学自習力や、こまめな連絡、相手の要望を少ない情報から正しく理解する努力をすることを武器(?)に働いています。

人を雇うほどでもないけど手伝ってくれたらな、相談にのってほしいな・・・という方々!!私の猫の手でよろしかったらお貸ししますので、どうぞご連絡ください。ご縁に恵まれたならうれしいです。

それでは宴もたけなわではございますが、本日はそろそろお開きとさせていただきたいと思います・・・

はいはい、どうしてもやりたいのね、パーティー形式

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