最新情報って何?
気になるんだけど
メインは、愛知県ではお馴染みの高校、
中京大中京高校に通信制課程を新設する計画があるって情報だよ
通信制過程の新設情報
中京大中京高校が通信制過程の新設を計画 2021年9月
先日、このような記事が発表されました。ご覧になりましたか?
中京大中京高校といえば、野球でも有名ですね。勉強面も力を入れていて、入学希望者が多い人気校です。
その中京大中京高校が、通信制過程を新設する計画があるそうです。開設時期は2023年4月なので、すこし先ですが、どのようなカリキュラムになるのか注目ですよね。費用面も気になります。
中京大中京高校は、愛知県の私立の中でも人気校なので、通信制過程も人気が出るかもしれませんね。
中京大中京高校の魅力のひとつに、中京大学への内部推薦があげられますよね?通信制過程でも内部推薦の道が設けられるのかどうか?そこもチェックしたいところです。
ちなみに、愛知産業大学三河高校は、愛知産業大学をはじめ、グループ姉妹校への推薦入学制度を使うことができます。検定料・入学金が免除になる特典や充実した奨学生制度もあります。
中京大中京高校も同様の制度を設ける可能性もありますよね?
通信制でも付属高校選んだ場合は、このようなメリットがあります。
通信制高校卒業後、大学進学を考えている場合は、こういった高校を候補にしてもいいかと思います。
通信制高校の問題点
文科省が制度見直しを審議 2021年9月
高校の名前なんて、本当はどうでもいいのですが、現実はそうもいかないことがあるというのが世の中の辛いところです。
中京や愛産大三河に進学した場合は、全日制だろうが、通信制だろうが、中京大中京高校普通科卒業、愛産大三河高校普通科卒業となるわけですね。
通信制、特に広域の通信制の場合、カナカナやアルファベットの名前だったりすることが多いです。
私は通信制なのね、ぐらいでなんとも思いませんが、親御さんや、もしくは、おじいさんおばあさん世代の中には、「聞いた事ないぞ!」と、良い印象を持たない方がいらっしゃるのも事実です。
愛知県は、公立王国で、私立進学と言うだけでも、じじばば世代では、「なんで?」という方々が一定数いらっしゃる環境かと思います。まして、カタカナの名前だと、さらに???が増えるわけですね。
そんな場合でも、中京や愛産大三河なら問題解決です(笑)高校名は聞かれても、過程まで聞かれませんから。
身近な人だけではありません。
通信制進学者も増えて、認知度が高まってきたとはいえ、まだまだ偏見のある層も社会には一定数いるでしょう。
過去には、このような事件もありました・・・
ウィッツ青山学園高校の就学支援金不正受給事件
三重県伊賀市に本拠を置く同校広域通信制課程で、運営会社の元役員らが同県を通じて国に虚偽の申請書を提出し、受給資格のない生徒14人分の就学支援金をだまし取った。同校と契約した東京都内のサポート施設が舞台となり平成27年12月に発覚。当時、同校には法令に位置付けのないサポート施設が40カ所以上あったが、所轄する伊賀市は把握していなかった。
事件では、テーマパークの釣り銭計算を「数学」の履修とみなす同校の不適切な教育が判明。文科省が29年2月から各校で行った実地調査でも、カルチャースクールを受講させて単位認定するなどの不適切事例が複数校で確認された。
2021年の文科省の有識者会議でも以下のような問題提起がなされ、制度自体の見直しを検討するようです。
文科省は2017年から都道府県をまたいで生徒募集をする広域通信制高校の調査を始め、教員免許がない人が指導していたり、100人を超える生徒に教員が1人で面接指導していたりと、一部で不適切な教育内容を確認した。学校の設置を認可した都道府県の外に、生徒が通うサテライト施設があることで、都道府県の監督が及ばないなどの課題も指摘されてきた。
広域通信制高校の中には、生徒を大量に集めたけれど、適切な指導がなされていないところもあるということです。生徒が入れば入るほど儲かるわけですから、お金が目的のことろは、効率だけを求めてこうなってしまいますよね・・・ほんとうに残念です。
このような報道が出ることで、通信制高校に良くないイメージを持つ方々が出てしまうのは不思議ではありませんよね?
そんな高校ばかりではありませんよ、と伝えたくとも、相手は勝手にイメージを持っているので、どうしようもありません。
カタカナではない高校ならば、そんな勝手な偏見をいきなり押し付けられる可能性も低くなりますね。なんせ、過程まで聞かれませんから。履歴書にも書かないですよね(笑)
最終的に大学に行ってしまえば、高校の名前も、関係なくなるんだろうと思います。
本当なら、高校の名前がどうであろうが、偏見の無い社会が一番いいのですが、現実はまだまだ・・・と感じます。
地雷の高校を避けるには?
さて、一部通信制高校の中には、不適切指導が行われているところもあるようなので、しっかりと制度を見直し、きちんとした高校ばかりになるように文科省には頑張ってもらいたいですところです。
でも、現状は、地雷の高校も混じっているわけですね。
広域性の通信制高校は、許可した県以外にも設置できるので、監視の目をすり抜ける危険性が増します。ですので、広域性の通信制高校を選択する場合は、特に情報収集をたくさんして、実際に見学もしたりして、できる限り確認することが大切かと思います。
誤解のないように申し添えますが、広域性だろうがなかろうが、ほとんどの通信制高校は、制度の範囲内できちんと運営しています。処分など受けて生徒が来なくなったら、経営できませんもんね。その中でも地雷を踏まないように注意はしたほうがいいという意味です。「不適切指導の高校もあるかもしれない」と頭の片隅に入れておけば、高校選びの目線もよりシビアになっていいかと思います。
また、ネットで、通信制高校を検索すると、最初の方には広域性が出てくることが多いですよね。広域性は財力があったりするので、広告にお金がかけられるから、検索上位に表示させることも可能となるのでしょう。
(補足)広域性の高校が、お住いの県でも展開しているかどうか調べるなら、文科省の一覧が便利かと思います。エクセルの表になっています。
逆に、公立の通信制だったり、狭域の通信制高校だと、検索上位に引っ掛かってきません。地域にどんな高校があるのか知りたい場合にも、文科省の高校一覧を見るのも手でしょう。
最新の単位制高校の資料を掲載しますので、参考にしてください(H28分が最新でした・・・)。
まずは公立です。愛知、岐阜、三重、静岡を掲載しました。一覧の一部を切り取ったので、きれいでなくてすみません。
全日制で単位制のところも入っています、全が全日制です。定が定時制、通が通信制です。
さすがに公立では、例に挙げたような不適切指導は無いかと思います。
次に私立です。
三重県のウィッツ青山学園高校は、閉校となって、今は学校法人神村学園が継承し、神村学園高等部伊賀分校を開校しています。他にも増減している可能性がありますので、参考程度にご覧ください。
それにしても、文科省の一覧に掲載されていた高校でも問題があったわけですから、安心はできないということになります。難しいですね。
設置が古くて、今まで問題を起こしていないとか、通信制以外にも高校を持っており、地域の評判もいい、なども考え合わせてみると地雷の確率は低くなるかと思います。
お子さまに合った、親御さんも安心できる高校が見つかることを、心から願っています。
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